ワンマン社長の会社を辞めたいと思ったときの退職方法と転職方法を解説します。
ワンマン社長の会社から転職するには、いかにしてワンマン社長の感情を荒立てずに穏便に去ることができるかがポイントです。
目次
ワンマン社長の会社を辞めたいと思ったときに持つべき決意
具体的な方法の前に、とても大切なことがあります。
それはあなた自身が気持ちをぶらさずに辞めたいと思ったら強い決意を持ってすぐに行動することです。
行動を起こすには決意が大切です。
これまでワンマン社長と働いてきて辛かったことを思い出してみてください。
これから先も同じような環境で働きたいですか?
毎日ワンマン社長が誰かに怒鳴りちらしてる声を聞きながら、モニターに向かい、毎日ワンマン社長に怒られないか怯えながら働く日々。
どれだけ事前にワンマン社長とすり合わせをしても、数日するとワンマン社長が自分で言ったことすら忘れて指示ががらりと変わる日々。
経営者っぽく、社員一人ひとりの生産性の重要性を朝礼で語りながら、仕事量が減るわけでもなく結局気合と根性で終電まで働き続けるしかない日々。生産性もクソもありません。ワンマン社長が言ったことを実行するだけの奴隷のようなものです。
これだけ我慢して働いても年収なんて全然アップしない。
社員も定着しないもんだから、どんどん人が入ってくるように会社の利益を社員に分配するよりも、会社が魅力的に見えるよう小奇麗なオフィスに引っ越したり無駄なことばかり。
ワンマン社長ってちょっと会社が安定するとワイン好きになるんですよ。
ワインって高いですけど、会社の経費で他の経営者と会食すれば自分の懐は痛くないですからね。
経営者同士でワイン会なんてやり始めたらもうおしまい。あなたの給料を上げるつもりなんてありませんからね。
100万円のロマネコンティ1本あけらるくらいなら、あなたの年収100万円くらい上げられるはずなのに。
どうですか?だんだん自分が搾取されているのに腹が立ってきませんか?
私も書きながら怒りが湧いてきました。
この怒りを忘れずに、「絶対に転職して今より年収上げて幸せになってやる!」という気概を持つようにしてください。
この怒りがあなたを突き動かしてくれるのです。

ワンマン社長の会社を退職したい!上手な辞め方を解説
さて、ここからが本題です。
ワンマン社長の会社を辞めるときに大切なことは4つあります。
- 退職の意思を誰に伝えるべきか
- 退職の理由をどう伝えるべきか
- 退職までの時期をどう調整するか
- 引き止められないために大切なこと
これらについて一つずつお話していきます。
1.退職の意思を誰に伝えるべきか
ワンマン社長の会社で数十人規模の比較的少人数の会社でしたら、直接社長に伝えるべきでしょう。
数十人規模程度の会社なら社員が辞めるとき全体に伝えるのも社長自らのはず。
周りの社員を変に動揺させないためにも社長が辞める社員と事前に辞める日を調整し、全てが整ったら全体に公表するのがよくあるパターンです。
また、中小規模の会社の多くは辞表など用意する必要はなく、直接社長に伝えることで退職の準備に入っていくことになります。
会社ごとに辞めるときの手順は多少異なるので、もしこれまで辞めた社員が直接社長に最初に伝えてなさそうでしたら、過去の辞めた人達と同じやり方に従うのがよいでしょう。
2.退職の理由をどう伝えるべきか
ここが一番大切です。ここで変にワンマン社長の感情を逆なでしてしまうとなかなか辞められなかったり、逆に翌日から来なくていいと言われたり散々な対応を取られかねません。
大切なのはワンマン社長の感情に配慮することです。
なぜ辞めるのかを伝えるときに、会社の不満を言うのは禁句です。
あくまで「新しい夢や目標が出来たから違う環境で挑戦したい」と伝えるのです。
この会社に育てていただいたので辞めることはとても悩んでいたのですが、新しくやりたいことができてたまたまそれが実現できそうな会社の内定がでたから、思い切って挑戦してみたいと思ってます。
このように伝えるのです。
こうすることで、ワンマン社長のプライドを逆なですることなく、辞めることへの申し訳なさを先に伝えることで怒りの感情が湧き出るのを防ぎやすくなります。
多少の軋轢は生じるかもしれませんが、「これまで働かせてもらったことへの感謝」と「新しい目標」この2つをセットにすることで、邪魔されずに辞めやすくなります。
3.退職までの時期をどう調整するか
ここは、過去に辞めていった人達がどの位の期間で辞めているかを思い出して大まかな期間をイメージしてください。
法律上は辞めると伝えてから2週間後に辞めることが可能ですが、ワンマン社長の会社では法律を盾にしないほうがよいでしょう。
変に事を荒立てないようにすることで、退職時のゴタゴタを最小限に抑えるべきです。
退職時に離職票すら発行してくれなかったりと平気で嫌がらせをするワンマン社長は少なくないです。
内定先の会社の都合もあるので、最大3ヶ月を限度に出来れば1ヵ月後には辞められるように調整するとよいでしょう。
4.引き止められないために大切なこと
ここまでお話してなんとなく分かるかもしれませんが、ワンマン社長に引き止められないために大切なのは、必ず転職先の内定が決まってから辞めることを伝えるということ。
内定が出ていないタイミングで辞めると伝えても、上で伝えた退職理由のストーリーが作れませんし、退職時期の調整も内定先の都合を盾にしてなるべく早めに辞めることが難しくなります。
上記の方法を使うためにも、ワンマン社長の会社から辞めるためにはまず転職先を決めておくことがとても重要になります。
結局のところ、あなたの我慢に掛かっている。そんな現実嫌じゃないですか?
常に「よりストレスのない環境を探す」というのは、人間らしい生活を送る上で大切です。
仕事は自分に合う環境かどうかが全てですので、あまり無理することなく、人並み以上の成果がでるところが自分の適正がある会社ですよと伝えたいです。
ワンマン社長の下で働き続けてうつ病になったら人生が壊れます。
僕はうつ病になって休職期間中に始めた転職活動で幸運にもホワイト企業に転職が決まり、今では心穏やかに生活できています。今の会社では気楽に働けているのに、社内でも評価されてこれが自分の適正に合う会社なんだなと感じてます。
パワハラ上司やワンマン社長がいないと本当に気持ちが楽になります。
今の環境が辛いなら、僕がホワイト企業への転職に成功したときの話を読んでみてください。
転職後わずか数ヶ月で退職して、元の会社に出戻りした不利な経歴があった僕ですら、この方法で転職が上手くいったので、あなただって上手くいくはずです。
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