「悪いことをすると因果が巡る」とはよく言われます。それは本当でしょうか?
因果が巡るならなぜ世間にはこんなに多くの性悪な人間が威張っているのでしょう。本当に因果応報があるなら、こんな人間はとっくに破滅しているはずなのに・・・と疑問に思うのも当然です。
人をいじめるようなロクデナシがなぜ世間では絶えないのでしょうか。因果応報なんか本当にあるの?と疑問に思うのは自然なことです。因果応報なんかウソだ、世の中強い奴の勝ちだ、と荒んだ気持ちにもなるでしょう。
ここでは私の周囲で見聞きした因果応報や、(これだけ応報を喰らっても懲りないねぇ・・・)と思ったケースなどをご紹介します。
目次
職場いじめ加害者の意地悪な人間の末路は悲惨?そうとは限らない!
お局さんに限りませんが、どこの職場で意地悪な人はいるものです。
本人には一切悪意がなくて、性格が細かくて他人にも細やかさを強要しているだけというケースもよくあります。医療現場など、職場によってはミスが命取りになることもありますし、そんな職場では厳しく指導されるのも仕方ありません。
口うるさい人が全員意地悪なわけでは断じてありませんが、中には悪意を持っていじめてくる輩がいるのも事実。特に暇な職場では意地悪な人が威張っていることも珍しくありません。
職場いじめの加害者の末路はどうなるのでしょうか。
ケース1 応報を喰らっても懲りない!
昔の私の上司に、男性なのに意地悪ばあさんみたいな課長がいました。
私には優しいのですが、部下の男性にはネチネチ嫌がらせのような指摘ばかりでウンザリしていました。報告書のちょっとしたミスや仕事の管理で余計な指摘ばかりして、部下や関連会社の方を疲弊させてばかりいました。こちらもフォローが大変だったのを覚えています。
この意地悪な課長には因果応報はあったのでしょうか?
実はこの課長、家庭内別居のような状態で奥様は入院続き、お子さんは小さなころから課長の実家に預けられ・・・という複雑な事情がありました。
しかも「意地悪ばあさん」と表現するほど(悪い意味で)女性っぽい人でした。女性っぽい男性は男性ホルモンが少ない傾向があります。これは私の勝手な想像ですが、「男性の更年期障害」を起こしているようにも見えました。
※更年期障害は卵巣の性ホルモン(エストロゲン)が尽きると起こる諸症状ですが、実は男性も性ホルモン(テストステロン)が減ると更年期障害を起こすことがあります。
しかも女性に比べて期間が長く、長期間苦しむことになることも珍しくありません。EDや鬱症状、不安、強い疲労感を引き起こすことが知られています。
女性の更年期障害ほど認知されていないので、苦しいのに放置されていることもよくあります。
当時は知識がなかったので「内科に行って下さい」と忠告できなかったのが悔やまれます。適切な治療さえ行えば必ず更年期障害は改善するのですが…その忠告をさせなかったのも因果応報の結果かもしれませんね。
要するに、課長は「因果応報を喰らい続けているのに心を改めず、罪を重ねている」という非常に困ったケースでした。心を改めて家庭内不和や更年期障害が改善するとは限りませんが、無知だったことが悔やまれるケースでした。
お局さんで意地悪な人が目立つのも更年期障害が原因かもしれません。病気だから他人をいじめていい理由になりませんが、病気は人間の精神も蝕みます。
ケース2 後でドカンと応報を喰らうケース
印象的な出来事はもう一つありました。
とても意地悪な同僚がいて、彼女は気に入った人にはニコニコするけれど気に入らない相手は年下だろうが年上だろうが怒鳴り散らしたり無視したりして職場から排除する、とんでもないロクデナシでした。
彼女は重度のアトピー性皮膚炎で、長期にわたるステロイド使用の副作用で情緒不安定になっているようでしたが、そんなものは知ったことではありません。
なまじ仕事はできるので上司もどうしようもできず、対処できずに職場でのさばらせることを許していました。
すると5年ほどで業績不調で彼女がいる部署がそのままお取り潰しになりました。その部署の人はそれぞれ別の部署に吸収されましたが、彼女はもっと怖いお局さんがいる部署に配属され、小さくなりながら居心地悪く過ごしていました。
正直気の毒に思いましたが、彼女がこれまでにしてきたことを考えたら当然の報いのように感じました。。
いじめの因果応報はない!?いいえ、あります。ただしそれは人智を超えて起こるもの
いじめに限らず、人は何らかのアクションをすればそれなりの因果応報が帰ってきます。一見すると因果応報がないように見えても実は・・・というケースはたくさんあります。
私が体験したり見聞きした限りでは、「こいつダメだ」と言えるほど腐りきった人間ほど、応報はまとめてドカンと来るように見えました。その場では何も起こらないけれど数年単位で大きく跳ね返ってくる、というのがありました。
因果応報は人智を越えて跳ね返るものです。一見すると(本当にあるのかよ・・・)と感じるほど目立たないこともあれば、こちらの意志通りに発動しないこともあります。(もちろん、すぐに跳ね返ることもあります)
結論から言えば、因果応報はあります。ただしそれは被害者の方が望む形で発動するとは限りません。自分が望むタイミングでは因果応報は起こらないと考えたほうが賢明でしょう。
悪口に付き合っても百害あって一利なし!さっさと次に行きましょう
人の悪口ばかり言う人の末路は悲惨なものです。悪口を言い続けているだけで信用は失うし、仲間内以外の評価は下がる一方です。
その仲間が裏切れば(悪口でつながっている程度の仲間ですから、裏切りなど当然起こします)一気に地位を失うでしょう。しかし問題は「失うまでの時間がどれだけあるか」です。
職場で悪口ばかり言われて苦しんでいるなら、因果応報などアテにせずにさっさと転職するのも一つの手段です。
長い目で見れば確かに因果応報はありますが、とても気長に待たないと発動しません。しかも直接被害を受けているなら耐えている間にあなたの性格も歪んでしまいます。
つまらない相手に無理矢理つき合う必要はありません。さっさと転職して縁を切ってしまいましょう。因果応報を喰らうのを見られないのが唯一の心残りかもしれませんが、あなたが見ていてもそうでなくても必ず喰らうことは保証します。
職場いじめで悩んでいるあなたへ
間違っても、いじめの原因は自分にもあるなんて考えては絶対にダメです。
いじめは、いじめる方が100%悪いんです。
仮にあなたと周囲の性格が合わなくて浮いた存在になったとしても、普通の会社はそこからいじめに発展するなんてありえません。大人ですから周囲もあなたに無理に気を使わずお互いそつなく仕事をするのが当たり前です。
どんな理由であれ、いじめが起きている職場では働く価値はないと思います。
結局のところ、あなたの我慢に掛かっている。そんな現実嫌じゃないですか?
常に「よりストレスのない環境を探す」というのは、人間らしい生活を送る上で大切です。
仕事は自分に合う環境かどうかが全てですので、あまり無理することなく、人並み以上の成果がでるところが自分の適正がある会社ですよと伝えたいです。
職場イジメに耐えながら働き続けてうつ病になったら人生が壊れます。
僕はうつ病になって休職期間中に始めた転職活動で幸運にもホワイト企業に転職が決まり、今では心穏やかに生活できています。今の会社では気楽に働けているのに、社内でも評価されてこれが自分の適正に合う会社なんだなと感じてます。
今の環境が辛いなら、僕がホワイト企業への転職に成功したときの話を読んでみてください。
転職後わずか数ヶ月で退職して、元の会社に出戻りした不利な経歴があった僕ですら、この方法で転職が上手くいったので、あなただって上手くいくはずです。
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