あなたは、要領が悪いとか言われて落ち込んでいませんか?
自分を否定されているような気がして泣きたくなると思いますが、本当にあなたは要領が悪いのでしょうか。
どんなことでも原因があるから結果があります。仕事がうまく行かない原因はあなたに100パーセント問題があるのでしょうか。まずはじっくりと探っていきましょう。
目次
要領が悪いのはあなたが原因?指導が悪いこともあります。
仕事の要領が悪いとなじられ、仕事を辞めたいと思うこともあるでしょう。
是非そのような職場とはさっさとオサラバして転職をお勧めします。何故なら「その職場は指導力が足らない」可能性が高いからです。
要領が悪いなどと言う上司に限って、どうやれば要領よく作業できるかを教えていません。
「勉強しろ」と言うだけで自分は遊び回っているダメな親みたいなもので、指導力のなさをあなたに押しつけているだけの可能性があります。
もし指導していても、きちんとあなたに伝わる指導をしていないかもしれません。
あなたはどうすれば要領よく作業出来るか、きちんと指導を受けたでしょうか。要領が悪いと言う上司に限って、ろくに指導もせずに放り出しているものです。
分からないことは積極的に尋ねるべきですが、それを面倒臭がって嫌がる上司なら論外です。
有能なのも困りもの、有能上司だと指導の重要さが理解できないことも
悪意がなくても指導力が低い上司もいます。仕事が出来て要領が良すぎるせいで、他の人に指導する能力を磨いていないことはよくあります。有能すぎて、そうでない人にどうやって接していいか分からない上司も少なくありません。
目先の有能、無能だけでは仕事は進まない、その人なりに合わせないと仕事が捗らないことが理解できる方なら何の問題もないのですが、その領域まで悟った上司に巡り会うのは至難の業です。
「要領が悪い」と言われて育った上司のほうが指導上手な傾向がありますが、なかなかそれを求めるのは難しいでしょう。雇用のミスマッチなので、今の職場から離れるほうが良さそうです。

何でも長所短所はあります。要領が悪いのは慎重さの裏返し!
要領が悪いと言われる原因は何でしょうか。
優先順位が付けられない、というのも理由の一つでしょう。仕事をしている側からどんどん緊急作業を放り込まれるとパニックを起こしても仕方ありません。
要領が悪いというのは、慎重に進めていることと同じです。コツコツと石橋を叩いて渡る慎重さは、仕事を確実に進めるためには欠かせません。
要領が良いというのは大雑把の裏返しです。臨機応変に進めるのも大事ですが、よほどその仕事に精通していなければミスは増えます。
コツコツ進めても、ミスが出るリスクを覚悟で急ぐのも、完成するまでの時間に大差はありません。だったらコツコツ慎重に進めたほうが、あなたに合っているのです。
無理してスピードを上げなくていいので、自分が出来る範囲で改善していきましょう。

個性を否定する会社に未来はなし!
慎重な人も要領が良い人も社会には必要です。慎重なだけでは見た目の効率が下がるのは仕方ありませんし、そんな時こそ要領がいい人の指摘は重要です。
しかし慎重深い人も要領が良い人も同じだけ尊いものです。慎重さも大事な要素です。それを否定して要領が悪いなどと罵るような会社に無理して付き合っても良いことは何もありません。
慎重さを失った会社はミスが増え、やがて致命的な過ちを犯すでしょう。効率の改善を求めるのは大事ですが、要領が良いだけの人ばかりを重宝するのはあまりにも底が浅いのです。
そんなことを言われても萎縮する必要はありませんし、劣等感に悩むなんて以ての外です。あなたの慎重さは会社に必要です。
「みんな違って、みんな良い」
という意識が共有できている会社には成長の余地があります。

ToDoリストで作業効率化をアップ!要領の悪さは改善できます
しかし、あなたのためにも効率を良くする訓練はした方が良いでしょう。
訓練すれば作業効率は大幅に向上し、より「要領よく」仕事をすることができます。
訓練する方法はいくつかありますが、個人的に効果があったのは「To Doリストを作る」ことでした。
最近は専用のTo Doメモ帳やアプリもありますが、仕事中にスマホを使うのは禁止されている職場が多いので紙の手帳がお勧めです。
私が使っていたのは無印良品などで売っているポケットサイズのメモ帳で、1日ぶんの仕事を1ページに箇条書きします。もし緊急の仕事が来たら末尾に書き、優先順位を付けます。終わった仕事からチェックを入れて斜線を入れたら完成です。
たったこれだけで頭が混乱しなくなり、忘れごとが減りました。一見すると雑然としていますが、自分で分かればいいので丁寧に書く必要はありません。
その代わりに書き漏らしがないように気を付け、事あるごとにメモ帳を確認するクセを付けました。作業の途中で仕事を放り込まれても、数秒の手間があればその仕事についてメモ書きできます。
手帳サイズの小さなメモ帳で十分使えるので、ミスなく要領を良く作業をしたいならお勧めします。
慎重なあなたには正確さが求められる仕事がお薦め!
要領が悪いのも大事な個性、慎重さの裏返しと紹介しました。
いざ転職をしようとしても、要領が悪いという言葉が呪いになってあなたを縛っているのは良くありません。
慎重さが求められる仕事、正確さが最優先される仕事なら、あなたの特性を十分に使えます。
たとえば
・検品や品質検査など、検査をする仕事
・品質重視が求められるエンジニア
・信用第一の営業
・同じく信用が重視される事務職
・堅実な仕事が評価されやすい福祉
など、様々な道があります。慎重さは仕事をする上で欠かせない要素なので、幅広い職種に対応できます。
慎重さを優先するなら派手さや儲けを求めず、地味ながらも堅実な仕事を選んだほうがストレスが少ないでしょう。
過当競争の業種は避ける!
要領が悪い」と言われる方が避けたいのは過当競争の職場環境です。常に比べられるような環境ではまた委縮しかねません。これは業種というよりも環境によって左右されるので、実際に面接でその職場の雰囲気を見るまでは分かりません。
でも、慎重なあなたなら面接でそれを見破る洞察力を磨くことは必ずできます。焦らず慎重に再就職先を見定めましょう。冷静さと慎重さを失わなければ選択を誤ることはないはずです。焦らず冷静に見極めましょう。
結局のところ、あなたの我慢に掛かっている。そんな嫌な現実を変えられるのはあなたの行動次第
常に「よりストレスのない環境を探す」というのは、人間らしい生活を送る上でとても大切です。
仕事は自分に合う環境かどうかが全てですので、あまり無理することなく、ストレスの少ない会社で働いた方が幸せですよと伝えたいです。
仕事のストレスで苦しんでいる状態で働き続けて、うつ病にでもなってしまったら人生が壊れます。
私はうつ病になって休職期間中に始めた転職活動で幸運にもホワイト企業に転職が決まり、今では年収128万UP、年間休日126日の会社で心穏やかに生活できています。
今の環境が辛いなら、私がホワイト企業への転職に成功したときの話を読んでみてください。
転職後わずか数ヶ月で退職して、元の会社に出戻りした不利な経歴があった僕ですら、この方法で転職が上手くいったので、あなただって上手くいくはずです。
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