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出戻り転職は甘えか?甘いと他人に言われても胸を張れ!

出戻り転職は甘えか?甘いと他人に言われても胸を張れ!

この記事を書いた人
miyamoto

私が過去に出戻り転職をして失敗した経験、その後再び転職して穏やかな日常を手に入れた経験を元に、失敗しない為の転職ノウハウ、ブラック企業からの脱出方法について私の考えを書いてます。

環境次第で人間は不幸にもなるし幸せにもなる。環境を選ぶことだけは放棄しないでください。

出戻り転職した人間には「考えが甘い!甘えてる!」という非難が付きまといます。

出戻りという事実だけ見れば、甘いと思われるのはしょうがないと思います。

でも、出戻りを決断した人間にとっては、数少ない選択肢の中から、自分自身や家族を守るために非難を覚悟で必死の思いで選んだ選択です。

甘えであろうが甘いといわれようが、生きるためには選ばざるを得ないときがあります。

私は出戻り転職したけど失敗してしまった人間なので、偉そうなことはいえませんし、出戻り転職そのものはおすすめしませんが、出戻り転職した人のことは心から応援しています。一緒に生き抜きましょう。

出戻り転職は甘えではない!出戻りは恥ずかしい選択だが、生きることを諦めてない証拠だ。胸を張って突き進め!

甘えかどうかはあなたが置かれた状況による。杓子定規に出戻り転職は甘えだ!と言い切るのは私は違うと思う。

今いる会社に馴染めないで苦しんでいる、リストラにあった、給料が激減したなど様々な苦しみを受け止める中で、今の状況に留まるくらいなら、前の会社に頭を下げて出戻り再雇用してもらうほうがよいのかもしれない・・・そんな思いを抱いているはずです。

結果として出戻りは、甘えといわれるかもしれませんが、そんなことはあなた自身が充分感じているはず。

恥ずかしいし、情けないし、出来れば他の選択肢を取りたいけれど、今もっている選択肢の中では出戻りした方がいくぶんましな状況になるはず。そう信じてのことだと思います。

あなたは生きることを諦めてない。生きるために必死に、藁をもすがる思いで頑張っている。そんな状況下に置かれた人間に甘いだとか甘えだとか、そんな言葉は必要ありません。

とにかく生きろ。どんな選択肢でも、他人にバカにされようともあなたは生きることだけを考えて欲しい。

私も出戻り転職を決断したときは、他に選択肢がなく苦しいながらも出戻りが最善の道だと考えていたんです。

ただし出戻り転職は甘くない現実は知らないといけない

私は出戻りした際に、こうしたブログなどで実際の体験談を目にする機会がありませんでしたので、正直出戻り転職の苦しさの実情を知らずに飛び込んでいきました。

出戻っては見たものの想像以上に地獄の日々だったので、今の私のスタンスは出戻りを既にしてしまった人は応援するけど、まだしてない人には出戻りはすすめたくない。他の選択肢もあなたに教えてあげたい。という考えです。

出戻りのつらいところはいくつもありますが、ここでは精神面で2つの側面からお話したいと思います。

知っておいて損は無いと思いますし、まだ決断前なら違う選択肢も考えられるかもしれません。

1.社内からの目

社内全ての人から完全に無視されるようなことは起きないと思いますが、数人でも出戻りしたあなたに嫌悪感を抱いていたら、おそらくあなたの心はじわじわ蝕まれていきます

例えば3年間歯を食いしばって会社の為に、周りの社員の為に身を粉にして働けばきっとまた自分のことを認めてくれるはず。

そう信じて出戻っても、出戻りの烙印を押されて嫌悪感を抱かれてしまった人は、もうずっとあなたのことが嫌いです。

真面目な性格で年齢を重ねている人ほど、出戻りしてきた人を認めることが出来ません。どんだけあなたが頑張ってもおそらくあなたに冷たい態度はかえることはありません

真面目な性格な人ほど、出戻りという筋の通ってないことを嫌がりますし、30代以降になってくると考え方の柔軟性も落ちてきて一度自分で決めたことは変えにくくなります。

真面目な性格で30代以降となると、会社ではそれなりに重要なポジションに立ち始める時期ですので、そういう人に嫌われていると良い仕事なんてまず出来ません。

2.自分の心の葛藤

最初の数ヶ月、数年は毎朝自分の心を鼓舞して前向きに頑張ろうとします。

でも、毎日職場で冷たい視線を感じながら働いていると、どれだけ前向きに頑張ろうとしても頑張れなくなります。

本音では誰よりも自分自身が出戻りしたことを情けないと思っているし、みっともないとも思っている。

何年たっても社内の自分への評価が改善されないと、自分の心の葛藤も膨らみ抑えられなくなっていくのです。

情けない、みっともないという気持ちを押し殺して頑張っていたはずが、いつしか、自分が自分を否定し始めてしまい、心の中では自己否定し続けて、社内でも他人から否定され続けている状態で、こうなってしまったらうつ病までのカウントダウンが始まっているのです。

出戻り転職を経験して失敗→うつ病の道をたどったパンダから言わせれば出戻り転職する人は勇者

私の感覚では、出戻り転職を成功させることが出来る人は勇者だと思う。

こちらの記事でも書いたが、出戻り転職をするときに見落としがちなのが、出戻り先の社員の気持ちだ。

あなたが出戻ることを歓迎できない社員には大きく2つの傾向があって、以外にも昔仲良かった人ほどあなたの出戻りに拒否反応を示しやすい。

あなたが居なくなった職場で喪失感を抱えながら頑張ってきてようやく悲しさや苦しさがいえたと思ったときにあなたが出戻ってきたら、嫌な気持ちになるのは当然なんです。

また、仕事に強い責任感を持って働いていた人もあなたに否定的になりやすい。

自分が大切にしている会社や仕事が嫌でやめたはずのあなたとなぜ、また一緒に働かなくてはいけないのか。端的に言えばそのように思われやすい。

どんな会社でも会社員として良い仕事をするためには何より社内の協力が不可欠です。どんな小さな会社でも社内の人達の協力がなければよい結果をだすことなんて出来ません。

社内の誰からも協力を得られないなかで仕事で結果を出そうとするのは、自分で起業することよりも難しいケースにもなりえるのです。

社内で孤独で針のむしろ状態で一日12時間仕事に向き合い続けるのは想像以上に苦しいです。

出戻り転職では、あなたの能力がどれほど高くても居場所をつくることが難しくなります。

居場所がない環境になるという想像が出来ずに出戻り転職をして失敗するケースは少なくありません。

私自身も社員の一部の人達にあからさまに嫌悪感を抱かれながら出戻りをすることになりましたが、いずれ仕事を頑張って成果を上げ続ければ自分への気持ちもポジティブになってくれるだろうと思いながら働いていました。

気にせず話しかけてくれる社員ももちろんいましたが、数人でも自分にネガティブな感情を抱いている人が目の届く範囲でいる環境で働くというのは、想像以上に精神が堪えます。

出戻りしたけれど失敗したと悩んでいるあなたへ

出戻りしたけれど、想像以上に周りから冷遇されて心身ともに疲弊してしまった・・・これから先、この環境で頑張っても周りが自分のことを許してくれる日は来るのだろうか?

残念ながらそんな日は、僕にはやってきませんでした。

出戻りして周りから冷ややかな視線を浴び続ける先に待っているのは、うつ病だけです。

僕の場合は、うつ病になって始めて出戻った会社をやめる決心がつきましたが、やはりうつ病になってからの転職は、多少ハードルが高くなってしまいます。

出戻りしたけれど失敗したと感じているならば、元気なうちに新しい職場を探し始めるようにして下さい。

どれだけあなたが仕事を頑張っても、現場で働く人達は出戻り社員のあなたを裏切り者にしか見てくれません。頑張っていればいつかまた認めてもらえるという考えは幻想でしかありませんでした、僕の場合。

結局のところ、あなたの我慢に掛かっている。そんな現実嫌じゃないですか?

常に「よりストレスのない環境を探す」というのは、人間らしい生活を送る上で大切です。

仕事は自分に合う環境かどうかが全てですので、あまり無理することなく、人並み以上の成果がでるところが自分の適正がある会社ですよと伝えたいです。

私は残念ながら出戻りをしてしまい、数年我慢して働き続けましたが、結局うつ病になってしまいました。

でも休職期間中に始めた転職活動で幸運にもホワイト企業に転職が決まり、今では心穏やかに生活できています。今の会社では気楽に働けているのに、社内でも評価されてこれが自分の適正に合う会社なんだなと感じてます。

今の環境が辛いなら、僕がホワイト企業への転職に成功したときの話を読んでみてください。

転職後わずか数ヶ月で退職して、元の会社に出戻りした不利な経歴があった僕ですら、この方法で転職が上手くいったので、あなただって上手くいくはずです。

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