出戻り転職が悪いことかどうかなんて単なる主観でしかありません。
どのようなルートであれ、会社があなたを再雇用したならば悪い悪くないなんて関係ないんです。
会社がOKを出した。それが全て。
でも、出戻り転職をしたときやしようか悩んでいるときには、どうしても悪いことなんじゃないかと考え怖くなります。
私も出戻り転職をした経験があり、出戻り先に入社後も思い悩み自己嫌悪に陥りました。残念ながら思い悩むあまり最後はうつ病になり退職という結果になってしまいました。
ここでは、同じように出戻り転職が悪いことなんじゃと悩んでいるあなたに向けて私からのメッセージ記事になります。
目次
なぜ、出戻り転職は悪いことだと感じてしまうのか
そもそもなぜ、出戻り転職は悪いことだと感じてしまうのでしょうか。
これは、日本特有の村意識から来るものです。
日本の企業はまだまだ終身雇用の価値観が残っています。たとえベンチャー企業であったとしても入社した社員は、長期で働いてもらいたいと思っていますので、辞めることにはどうしてもネガティブな印象を持ちます。
憲法で職業選択の自由を保障されているとはいえ、辞めてほかの会社に移るというのは心のどこかで裏切り行為だと考える人は少なくないのです。
自分自身も少なからず一度辞めたことは裏切りであり、後ろめたいことだと心のどこかで感じているはず。
これは日本全体の仕事感がそのように植えつけられてしまっているので、そう考えてしまうのも無理はないことです。
問題なのは思い悩むあまり人生が袋小路になってしまうこと
日本で働く限り、辞めることは裏切りという感情を抱いてしまうのはしょうがないですが、それが自分の人生の足を引っ張っていたら最悪です。
人生は決断の連続で、昨日までの考えと今日の考えが一致しないこともあります。
数ヶ月前、数年前の決断でその会社に入ったとしても、その決断を一生変えてはいけない法律なんてどこにもないのです。
より良い人生を過ごすためには朝令暮改、過去の自分の決断をひるがえす勇気も重要です。
辞めるのは悪いこと、出戻るのは悪いことなどと思いつづけて、無理やり自分を今の環境に縛りつつけていたらあなたの人生は袋小路になります。
あなたが最もしてはいけないことは、親から与えられた命を無駄に消費することです。
あなたが一番大切にすべきことは、あなた自身を幸せにしてあげることです。
出戻り転職が悪いことなのかと考え込んでしまっている状態から脱出する手段を知るべき
出戻り転職が悪いことかと悩んでいる人は、主に、下記の2つのシチュエーションのどちらかにいるはずです。
それぞれの状況ごとに私なりの考えを書いてみたいと思います。
1.出戻り転職しようか迷っているなら
出戻りしたいと思い悩んでいるなら、おそらく転職先として入った今の会社が働きにくい環境だからかと思います。
場合によっては入社してすぐにもうやめたい、とすら思っているかもしれません。
我慢することで今の環境に順応させようとするのも一つの手段ですが、自分にあった環境ならそもそも我慢なんて必要なく順応できます。
あなたがまずやるべきことは、今の職場は自分に合わないとしたら次の職場探しはどんな選択肢があるかを徹底的に調べることです。
出戻り先はあくまでそのなかのひとつです。
仮に入社して数ヶ月しか経っていないとしても、転職先を探すことは可能です。
中途採用はあなたが求職活動をしているタイミングで、募集している企業にしかエントリーできません。
たまたま前回の転職活動では良い企業にめぐり合えなかっただけで、今このタイミングで探してみたら、前回あなたが見つけることが出来なかった優良企業が見つかる可能性は当然あります。
今のタイミングでは選択肢をたくさん見つけることを大切にして、下記で紹介する転職エージェントなどに登録して情報収集をしてみましょう。
2.出戻り転職したけど、居場所が無く苦しく自己嫌悪に陥っているなら
この状態はとても辛いですよね。
出戻り転職しようかどうかでも悩み、悩みぬいた結果、勇気を持って出戻ったにもかかわらず、想像以上に自分の居場所がなくつらい毎日を過ごしているのではないでしょうか?
ただでも立場がない出戻り転職は、入社後6ヶ月で退職前と同じような居心地の良さを築けていないと危険です。
6ヶ月も時間を掛けてもまだあなたが出戻ったことに対して冷たい視線を浴びせる人がいるなら、これ以上の努力は徒労に終わります。
人間最初の6ヶ月くらいはどんなに辛くても希望があれば頑張れますが、6ヶ月経つと良くも悪くも回りも自分もその状況が当たり前になります。
その状況というのは、「あなたが出戻りして居場所がみつけられてない」という状況です。
「あなたが出戻りして居場所がみつけられてない」状況が日常になるとここから更に雰囲気をよくすることは困難と思った方がよいでしょう。それが当たり前の日常風景になってしまっているからです。
ここから先は、周りの批判的な視線に耐え続けて疲弊し、徐々に希望が見えなくなり、自己嫌悪に陥るという負の連鎖が始まります。
いま、あなたが自覚すべきは苦しいですが潔く出戻り転職が失敗したと認めることです。
このまま苦しみを抱き続けると私のようにうつ病になりそれこそ転職活動のハードルが一気に高くなります。
そうなる前に、体が動くうちにもっと自分にあう転職先がないか選択肢をみつける努力を始めるようにしてください。
出戻り転職は悪いことなのかと悩んでしまったときに気をつけること
出戻り転職をしようと悩んでいる人、出戻り転職をしたけど自己嫌悪のループに入り悩んでいる人、どちらのケースにも当てはまるのが、「あなたはあなたの価値を知らなすぎ」ということです。
客観的に自分にどれだけの価値があるのか、これを冷静に知ることで心にゆとりが生まれやすくなりますが、ほとんどの人はこれをせずに悩み続けています。
今いる会社で頑張るのは素晴らしいことだけど、思い悩むあまり精神を病むようなところまで追い詰めてはいけません。
自分ではまだ平気だと思っていてもある日突然その日は来ます。私の場合はそうでした。
本当に最後は些細なことがきっかけでうつ病になってしまい、体調が回復するまで長い時間が必要になったのです。
転職エージェントはあなたの価値を見つけるのが仕事です。
本当はあなたにあった職場環境なんてたくさん存在するのに、たまたま今の環境でうまく順応できなかっただけで全てを知ったように勘違いしないで下さい。あなたが知らないだけで働きやすい会社なんて山のようにあります。
出来るだけたくさんのエージェントとまずは会ってみることです。自分と相性のあうエージェントが一人見つければあなたの人生は明るくなります。
ほんのちょっとの行動の差で人生は変わっていくということを、昔の自分にも教えてあげたいです。
出戻りしたけれど失敗したと悩んでいるあなたへ
出戻りしたけれど、想像以上に周りから冷遇されて心身ともに疲弊してしまった・・・これから先、この環境で頑張っても周りが自分のことを許してくれる日は来るのだろうか?
残念ながらそんな日は、僕にはやってきませんでした。
出戻りして周りから冷ややかな視線を浴び続ける先に待っているのは、うつ病だけです。
僕の場合は、うつ病になって始めて出戻った会社をやめる決心がつきましたが、やはりうつ病になってからの転職は、多少ハードルが高くなってしまいます。
出戻りしたけれど失敗したと感じているならば、元気なうちに新しい職場を探し始めるようにして下さい。
どれだけあなたが仕事を頑張っても、現場で働く人達は出戻り社員のあなたを裏切り者にしか見てくれません。頑張っていればいつかまた認めてもらえるという考えは幻想でしかありませんでした、僕の場合。
結局のところ、あなたの我慢に掛かっている。そんな現実嫌じゃないですか?
常に「よりストレスのない環境を探す」というのは、人間らしい生活を送る上で大切です。
仕事は自分に合う環境かどうかが全てですので、あまり無理することなく、人並み以上の成果がでるところが自分の適正がある会社ですよと伝えたいです。
私は残念ながら出戻りをしてしまい、数年我慢して働き続けましたが、結局うつ病になってしまいました。
でも休職期間中に始めた転職活動で幸運にもホワイト企業に転職が決まり、今では心穏やかに生活できています。今の会社では気楽に働けているのに、社内でも評価されてこれが自分の適正に合う会社なんだなと感じてます。
今の環境が辛いなら、僕がホワイト企業への転職に成功したときの話を読んでみてください。
転職後わずか数ヶ月で退職して、元の会社に出戻りした不利な経歴があった僕ですら、この方法で転職が上手くいったので、あなただって上手くいくはずです。
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