出戻り転職のメリットデメリットとリスクを大失敗した元社員が打ち明ける

出戻り転職のメリットデメリットを失敗してうつ病になった私が考えてみる

この記事を書いた人
miyamoto

私が過去に出戻り転職をして失敗した経験、その後再び転職して穏やかな日常を手に入れた経験を元に、失敗しない為の転職ノウハウ、ブラック企業からの脱出方法について私の考えを書いてます。

環境次第で人間は不幸にもなるし幸せにもなる。環境を選ぶことだけは放棄しないでください。

いまいる職場に不満があるから、いっそのこと昔の職場に戻るのもありなのかもしれない。

でも、出戻り転職したい気持ちはあるけど、きちんとメリットとデメリットを知った上で行動したい。

そう思っているあなたは不満を抱えた中でも冷静に自分の進路の選択肢を考えられる人だと思います。

しかし、出戻り転職は経験者でしか理解できない途方もない苦しみが存在することだけは知っておいてください。

ここでは、実際に過去に出戻り転職をしたけれど失敗してうつ病になってしまった私の経験から、出戻り転職のメリット、デメリットを考えていきたいと思います。

採用する会社側が出戻り転職で得られるメリットとデメリット

出戻り転職のメリット、デメリットを考える上で重要なのが、自分のメリットデメリットだけを考えてはダメ、ということです。

「雇用主である会社側」と、「社内で受け入れる社員側」と、「出戻りをするあなた側」、三方にメリットがなければどんな形の雇用もうまくいきません。それぞれのメリットデメリットについて考えていきます。

まずは会社側のメリットデメリットについてです。

会社側の出戻り転職メリット

採用コストがかからない

出戻り転職をする場合、会社側からのアプローチで「また戻ってきてよ」と声をかけられて実現するケースと、出戻り希望の元社員から会社に連絡して実現するケースに2パターンがあります。

本来、採用というのは中途採用でも一人採用するのに100万円単位の費用がかかります。転職サイトに求人を載せたり、仲介会社を使う場合は入社社員の年収の30%程度を支払うようになっています。

会社にとって採用費用は事業を発展させるための必要経費であり、ここを渋ると良い人材が入ってこないので多くの企業では積極的に採用にお金を投資しています。

とはいえ、1人入社させるのに100万円単位の金額は決して安くありません。

出戻り転職によって会社側は人材1人獲得するための100万円単位の費用が節約できるのでこのメリットは少なくありません。

はずれ人材を引く可能性が低い

会社側にとって採用の難しいところは、いくらお金をかけてもはずれ人材を引く可能性があることです。

どれだけ面接に力を入れても実際に入社してみないと、本当に期待する能力を発揮してくれるかはわかりません。

会社側が面接で騙されて、ほとんど詐欺のような人材を入れてしまうケースもあれば、能力は高いはずだけど、自社の社風に馴染むことができずに本来の能力を引き出せないケースなどはたくさんあります。

その点、出戻り転職者というのは、既に自社で活躍していた実績があるので再入社を検討する段階で不安要素が少ない状態で採用にゴーサインが出せるメリットがあります。

そういう意味では、過去に何かしらその会社で重宝されていた人材であれば、出戻り転職が実現する可能性はあるということです。

会社側の出戻り転職デメリット

社内環境の悪化

実力的には申し分ない人材だとしても出戻り転職が上手くいく保証はありません。

社員の一部でも出戻り入社に反対していれば、社内の環境は確実に悪化します。

経営側にとって、社内の空気が乱れることは離職率を高める可能性にも繋がるので危険です。

1人の出戻り転職者を受け入れたことによって3人も離職者がでてしまった・・・なんてことになっては本末転倒です。

どれだけ出戻り転職にウェルカムな制度を会社として作っていても、実際に受け入れる社員が心からウェルカムな姿勢を持てていなければ、すぐに出戻り転職者は村八分にされて社内の環境は悪くなるは、せっかく出戻ってきた社員も萎縮して昔のように活躍できないわで、踏んだり蹴ったりな結果になる可能性があるのです。

受け入れる社員側が出戻り転職で得られるメリットとデメリット

さて、次に受け入れる社員側にとって、あなたが出戻りしてくることによるメリットとデメリットがあるのかを考えて見ましょう。

受け入れる社員側の出戻り転職メリット

即戦力人材なら助かる

出戻りしてきた社員が元々その会社で大活躍していた人材であれば、教える手間が掛からないだけでなく、すぐに社内の助っ人としてとても助かることはありえます。

しかし、人間は感情で動く生き物。以下で説明するデメリットの方が大きいのが実情で、正直受け入れる側の社員にとってのメリットは少ないと思います。

受け入れる社員側の出戻り転職デメリット

よっぽど即戦力人材でなければ存在自体が邪魔

辞めた人間がまたひょいと元いた会社に戻ってくるのは、受け入れる側にとってはストレスです。

辞めた後はあなたがいなくなった穴をなんとかして埋めようと苦労してやっと適材適所、新しいバランスで社内のオペレーションが回り始めて落ち着きを取り戻したときに、あなたが出戻りしてきたら頭にくるのは当然です。

あなたが辞めた後もしごとが落ち着かず、あなたが戻ってきてくれることが大いなる助けになるのであれば、受け入れ側の社員にも喜ばれますが、そんなことは現実的にはほぼありえません。

会社なんて社長が明日突然いなくなったとして、なんとか回るものなのです。ましてやあなたがいなくても問題なくまわるようになるのが普通です。

むしろ、出戻りしてきたあなたにあった仕事をまた提供しなくちゃいけないし、そのために配置転換も必要だしではっきり言って邪魔というのが多くの社員の本音なのです。

出戻りする社員側が出戻り転職で得られるメリットとデメリット

さて、最後に出戻る側のあなたにとってのメリットとデメリットを考えていきたいと思います。

ここで特に大事なのは、デメリットについてです。

デメリットの辛さ、苦しさをどれくらい明確にイメージできているか否かで、実際に出戻ったときのギャップが少なくなります。

出戻りする社員側の出戻り転職メリット

仕事や社風を把握しているので通常の転職よりもアジャストしやすい?

出戻り転職を検討している多くの人は、今いる職場になんらかのストレスを抱えていて、新しい転職先を探すか、それともいっそのこと頭を下げて以前辞めた会社に出戻りするかを迷っているのではないでしょうか?

新しく転職してもまた仕事内容や人間関係でストレスを抱える可能性があるわけで、それならば辞めたとはいえ、社内の雰囲気や仕事内容も把握した昔の会社に戻ったほうがまだマシかもしれない・・・

そう思う人は少なくありません。

確かに新しい職場に再び溶け込む努力は楽なことではありませんし、仕事内容や社風を理解していることそのものはメリットになりえます。

私もそう思って頭を下げて出戻り転職をした経験があります。

でも出戻りして気が付きました。それは完全なる間違いだということに。

出戻りする社員側の出戻り転職デメリット

社内の出戻り反対派による冷遇

「仕事内容や社風を理解している」というのは、あくまでも以前働いていたときの会社です。半年や一年で会社の仕事内容や社内の雰囲気というのは変わらないかもしれません。

でもあなたに対する態度は間違いなく変わります

あなたは以前のあなたではありません。

あなたは「出戻りしてきたうざい奴」なのです。

あなたがその会社を辞める前までは仲良くしてくれた先輩や同僚も、もしもあなたが出戻りをしようものなら別人として扱います。

出戻り転職とする時には気が付きにくいですが、再入社すると周りには好意的な人はまずいません

どのように接していいか戸惑っている人、明らかに嫌悪感を抱いている人の2パターンに別れます。

「どのように接していいか戸惑っている人」は、あなたに積極的に話しかけてくることはなくなるべく関わらないようにします。

「明らかに嫌悪感を抱いている人」は、あなたに日々冷たい視線を浴びせかけてきて、出来ることなら早く辞めて欲しいと願っています。

こんな状況になることを想像できずに出戻り転職をすると痛い目にあいます。

だから私は出戻り転職はおすすめしていないんです。ほんとに辛かった・・・

出戻り転職を検討するときはリスクが見えなりがち

出戻り転職は一見、仕事内容も把握しているから他の転職先に行くよりも溶け込みやすいと思いがちです。

しかし、本当は他の転職先に行くよりもとけこむのは困難です。

出戻り転職は最後の最後の手段として考えてください。

今の職場で上手く馴染めないからといって次の転職先を探すことを諦めてはいけません。たまたま今の転職先が合わなかっただけであなたに合う会社は必ず存在します。

むしろ出戻り転職はほぼ確実に苦しみます。出戻り転職をしたけどやっぱり想像以上に冷遇されてやっぱり他の会社で働きたいと思ったら、出戻り再入社を受け入れて貰えた感謝の気持ちが足かせになり、動けなくなりがちです。

もう転職は出来ない。出戻ったこの会社で冷遇されても歯を食いしばって頑張るしかない・・・・そう思いながら日々なんとかしがみついて生きていたら私はある日突然倒れてうつ病になり苦しい日々を送ることになったのです。

今戻れるならば、出戻り転職をする前に戻って、新たな転職先を探してみればよかったと心から思います。

今の職場が辛くて出戻りを考えているあなたに知って欲しいこと

転職したけれど前の職場の方が働きやすかった。こんなんじゃ元の会社に頭を下げて出戻ったほうがいいかもしれない・・・転職したばかりの頃は、多くの人がそう感じることがあります。

これまでと仕事の進め方も違うし、人間関係もゼロから作っていくので決して楽ではありません。

でも、だからといって出戻り転職という選択だけは取るべきではありません。いくら会社側が許しても現場で働く人達は出戻り社員のあなたを裏切り者にしか見てくれません。出戻りをすれば落ち着いて働けるという想像は幻想でしかありません。

出戻り転職は、転職市場でもマイナス評価でキャリアダウンにしかなりませんので、出戻りするくらいなら、今すぐ他の会社に転職を考えた方がキャリアにも傷が付きません

結局のところ、あなたの我慢に掛かっている。そんな現実嫌じゃないですか?

常に「よりストレスのない環境を探す」というのは、人間らしい生活を送る上で大切です。

仕事は自分に合う環境かどうかが全てですので、あまり無理することなく、人並み以上の成果がでるところが自分の適正がある会社ですよと伝えたいです。

私は残念ながら出戻りをしてしまい、数年我慢して働き続けましたが、結局うつ病になってしまいました。

でも休職期間中に始めた転職活動で幸運にもホワイト企業に転職が決まり、今では心穏やかに生活できています。今の会社では気楽に働けているのに、社内でも評価されてこれが自分の適正に合う会社なんだなと感じてます。

今の環境が辛いなら、僕がホワイト企業への転職に成功したときの話を読んでみてください。

転職後わずか数ヶ月で退職して、元の会社に出戻りした不利な経歴があった僕ですら、この方法で転職が上手くいったので、あなただって上手くいくはずです。

1 Comment

竹内真

こんにちは。拝見させて頂きました。
実は私も最近以前の職場に出戻りが決まりました。以前の会社の社長に現状を話したら、「今も人手が足りてないから、お前ならウェルカムだよ。」と言われ戻る事を決意しました。退職後、僅か3ヶ月での出戻りなので勤務先の方からはどう捉えられるかは分かりません。給料もそんなに高くはないですし、年間の休みも多くはないです。でも居心地の良さは凄い良く、残業も殆ど無いので趣味との両立が出来る場所で再起をかけるにあたり丁度良いなと。来年でアラフォー世代に突入するので、再び手を差し伸べてくれた社長に感謝して仕事に励みます。

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